断末魔テンポローグのススメ

こんにちは。shanOz(しゃのず)です。

 

今回、私が2月中旬から使用し続け

最高11位

47位フィニッシュを達成した

断末魔テンポローグのデッキガイドを書いていきたいと思います。

よろしくお願いします。

 

3/21追記

レジェンド4位を達成しました。

リストも少し変わっています。

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  • どんなデッキ?

ぶんどり部隊やシャドウブレードを利用したスタンダードな海賊テンポローグから不要なカードを抜き、ネクリウムの刃と肉食キューブへ入れ替えたデッキです。

ファイアフライやナイフの雨入りなどを使ってみましたが、最終的には画像右のリストに落ち着きました。

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←よく見る海賊テンポローグ 今回使ったデッキ→

 

デッキコード

AAECAaIHBrICyAOvBNzRAt/vAuf6Agy0AcsDzQPUBe4GiAeGCYvhAqbvAt76Apn/AtWMAwA=
 

3/21追記

リストを微調整しました。

ファイアフライは必要でした。

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デッキコード
AAECAaIHBLICyAOvBOf6Ag20AcsDzQPUBe4GiAeGCevCAtzRAovhAqbvAt76AtWMAwA=

 

既存の海賊テンポローグは比較的アグロ寄りで早期決着を狙うデッキですが、肉食キューブを入れることにより、中盤以降も強い動きを狙うことが出来るようになりました。

 

ネクリウムの刃と肉食キューブを入れる最大のメリットとして

シャドウブレード入りのタイプでは不可能だった

更地の盤面から唐突に10点打点の盤面を作り出せる事が可能です。

 

一度盤面を構築し、顔に10点入れれば後はリロイ腹裂きGGという流れが作りやすいです。

 

また、10マナ時リロイキューブ武器振りで21点バーストを出す事も可能です。

装甲を積まないコントロール系に対してとても有効です。

 

デメリットとして

・シャドウブレードを採用していないため、フェイス系のデッキや秘策を使用するメイジに弱くなる。

(相手の爆発のルーンに対して、シャドウブレード>ミニオンと動く事で爆発のルーンの超過ダメージを無効化できます。)

 

今の環境で、(奇数)秘策メイジや奇数ハンターを見る機会は少ないので、デメリットよりメリットの方が圧倒的に大きいです。

 

ちなみに、肉食キューブとネクリウムの刃入りということでコンボデッキのように見えますが、ベースはテンポデッキです。

断末魔シナジーがなくとも敵ミニオン、敵ヒーローに武器は振ります。

デッキに断末魔シナジーのカードは3枚しか入っていないので、コンボ一点狙いで武器を温存という動きは止めておきましょう。

 

  • 勝利プラン

① テンポよくミニオンを並べ、ヘルスを削り切る。

基本はこのプランを狙います。

優秀な除去スペルで盤面を奪い、ぶんどり部隊でハンドを補充。

ローグ専用ミニオンと名高いヘンチクランのゴロツキやハーフタイムの清掃員で相手のヘルスを削り、リロイ・ジェンキンス、腹裂きを使って相手のヘルスを0にします。

スタンダードなローグの動きですね。 

 

②キューブを絡めたコンボプラン

テンポプランが狙えそうにないと判断したとき、もしくはテンポプラン中に引きがよく、肉食キューブ+ネクリウムの刃が揃った場合に狙います。

盤面構築からバーストまで幅広く行え、かつプレイしていてとても楽しいので、ぜひ試してみてください。

 

  • キューブを絡めたコンボ

②のプランでプレイする上で重要となるキューブと武器を絡めたコンボを書いておきます。

 

※ネクリウムの刃が耐久力1である事が前提。

 

使用頻度:高

対全デッキ

6T 1コスト悪辣なる海賊>肉食キューブ>武器振り

3/3挑発2体 4/6 1体

強さのイメージとしては10マナ使ってケーアン・ブラッドフーフ+サロナイト鉱山の奴隷を出す動きが6マナで出来ます。

 

対アグロ

3Tネクリウムの刃装備>4Tハーフタイムの清掃員>5T肉食キューブ

3/5 隠れ身2体 4/6 1体

 

アグロ(主に奇数パラディン)には不利が付いているので、この動きを全力で狙いましょう

この動きを決める事が出来れば勝利は目前。

 

対プリースト

8T

南海の甲板員>肉食キューブ>武器を振った後ヒーローパワー

9点ダメージ+2/1 2体 4/6 1体

 

心霊絶叫を打たれた次のターンに最適な動きです。

 

次 始祖ドレイクと動かれてもキューブをぶつけ、中身の甲板員を使って始祖ドレイクは除去できます。

心霊絶叫をもう一枚打たれてもぶんどり部隊で1マナ2点を手に入れられる確率が上がるのでフェイスを詰めやすくなります。

 

対全デッキ

10T

リロイ・ジェンキンス>肉食キューブ>武器振り 21点

リロイ・ジェンキンス>肉食キューブ>武器振り>キューブへ死角>段取り>キューブへ腹裂き 33点

 

コンシードする前にマイラの不安定元素を引くまで粘ってください。

必要カードさえ揃えば一発逆転を狙えます。

 

 

使用頻度:低

主に対ハンター、ドルイド

5T グリーンスキン船長、0マナ悪辣なる海賊>6T生き残ったミニオンに肉食キューブ>武器振り

 

盤面が空の状態で5マナ6マナのハンターが5/4 3/3を同時に除去するのがほぼ不可能だからです。

うまくグリーンスキン船長を増やす事が出来れば盤面に14点打点が並びます。※猟犬を放ては注意!

ドルイド相手には打点5が重要になってくるので、グリーンスキン船長を増やす動きを狙いたいです。

 

 

  • 採用カード解説

ハーフタイムの清掃員

構築ではあまり見慣れないカードです。

私が知っている限りだと、一時期偶数シャーマンに入った事がある?程度の認識です。

 

今回このカードを採用した理由は、

5ターン目の肉食キューブに繋げるのに最適なカードだからです。

 

また、このカードの血祭り効果のおかげでミッドレンジハンター、奇数パラディンなどのアグロ・ミッドレンジ系のデッキに強く立ち回る事ができます。

 

隠れ身効果により対コントロールに対してもほぼ確実に1回の行動が保証され、腐るマッチが少ないのも高評価です。

 

呪われた漂流者

サーチ効果がとにかく強い。

デッキに入っているコンボカードが

・腹裂き

エドウィン・ヴァンクリーフ

・ぶんどり部隊

の3種類だけとなっており、何を持ってきても強い。

6.7ターン目に息切れするこのデッキに最適な1枚。

 

ファイアフライ0枚

賛否両論ありそうですが、このデッキにファイアフライは必要ありません。

・序盤の除去は死角からの一刺しで足りる

・コンボカードが少ない

・横並べのリスクが大きい環境である(猟犬を放て+森林オオカミ)

・6.7ターン目に息切れしやすいデッキなのに、このカードをトップで引くと…

ファイアフライのようなコンボ起動カードを採用するより、1枚1枚にバリューがあるカードを採用すべきという結論に至ったので0枚です。

 

3/21追記

ファイアフライ2枚

6ターン目、7ターン目にファイアフライをトップで引いて息切れするより、序盤の動きを大切にした方が良い結果が出ました。

また、ファイアフライを入れることに6ターン目にキューブコンボの起動が行いやすくなりました。

6T ファイアフライ>肉食キューブ>武器振り

4/6 1/2 2体

あんまり強くないように見えますが、盤面の総打点はサバンナ・ハイメインを出した時と変わりません。

1/2の処理に困るマッチ(テンポローグ)戦でとても有効に働きます。

 

 

死角からの一刺し、昏倒

両方2枚採用。

昏倒はサバンナ・ハイメインやウィッチウッドのグリズリーなど、環境でよく遭遇するカードに刺さるので2がいいと考えてます。

死角からの一刺しは対コントロールで腐りがちですが、33点バーストを出すために必要になるので2枚入れて損はないです。

 

致死毒

個人的には2枚。

1マナ4点、もしくはグリーンスキン船長と合わせて6点出す事が出来ます。

プリーストやコントロールメイジに盤面を除去されても武器+致死毒で継続的に打点を出せる点を評価。

 

海賊セット、ヘンチクランのゴロツキ、段取り、ネクリウムの刃、マイラの不安定元素、エドウィン・ヴァンクリーフ

コアカード群。このカードは抜けない。

ドラゴン年でもこのカードたちは使用可能なので、来年も働いてもらいます。

 

ファルドライ・ストライダ

現在のデッキでは一枚採用になっていますが、コントロールデッキが多い環境ならハーフタイムの清掃員と入れ替えて2枚投入してください。

環境にハンター、奇数パラが多かったため1枚に減らしてハーフタイムの清掃員を入れました。

 

肉食キューブ

このデッキを成り立たせたカード。

肉食キューブとネクリウムの刃を採用するだけでデッキの色がガラッと変わります。

使い方は上述のコンボを参考にしてください。

あくまでテンポデッキなので、コンボを意識し過ぎず4/6バニラミニオンとして扱ったり傷ついたミニオンをテンポで食べることも重要。

 

キューブが2枚ハンドにあると1枚目のキューブの断末魔効果を無理矢理発動させることもできます。

 

 

  • マリガンガイド、対マッチアップ

テンポ系のローグあるあるですが、マリガンが非常に難しいです。

あくまで一つの例として参考にしてください。

 

左のカードが優先度高めです 

先行

ぶんどり部隊、ヘンチクランのゴロツキ、ファイアフライ、段取り、死角からの一刺し

ハンドが良ければ

エドウィン・ヴァンクリーフ、肉食キューブ

 

 

後攻

ぶんどり部隊、段取り、ファイアフライエドウィン・ヴァンクリーフ、死角からの一刺し、ヘンチクランのゴロツキ

ハンドが良ければ

肉食キューブ

 

基本的にぶんどり部隊はキープです。

 

組み合わせキープ

ネクリウムの刃+ハーフタイムの清掃員+肉食キューブ

この組み合わせはとにかく強力

対アグロで真価を発揮しますが、対コントロールでも十分に強いです。

 

 

マッチアップごとの解説

 

ハンター

対ミッドレンジハンターを想定

追加キープなし

プレイプラン

序盤 死角からの一刺し、南海の甲板員、ハーフタイムの清掃員を使って耐える

中盤 キューブコンボやエドウィン、グリーンスキン船長で盤面を奪取 出てきたハイメインに昏倒

が理想です。

 

このマッチの悪辣なる海賊は使い方が難しいので注意。

側面攻撃で簡単に除去されてしまうので、使うときは

・ヘンチクランのゴロツキと同時にプレイ

・肉食キューブの雄叫び発動要員としてプレイ

・グリーンスキン船長と同時にプレイ

を徹底してください。

4ターン目にネクリウムの刃+悪辣なる海賊の動きは本当にオススメしません。

 

パラディン

対奇数パラディンを想定

このマッチアップはマリガンが特殊です。

マリガン:ネクリウムの刃+ハーフタイムの清掃員+肉食キューブ(後攻時はぶんどり部隊)のセットを全力で探す。

ファイアフライ、ナイフの雨を抜いたので普通に動けば絶対に負けます。

勝つパターンは上記3枚をテンポよくプレイし、キューブで増やせたときぐらいです。

 

この動きを決めれば勝ち、決められなければ負けと想定してプレイしてください。

 

プリースト

対壁プリーストを想定

マリガン:マイラの不安定元素を追加キープ、ヘンチクランのゴロツキのキープ優先度アップ

 

序盤からミニオンをプレイし、プレッシャーをかけていきたいマッチ。

対プリーストにおいてヘンチクランのゴロツキはとても優秀なカードです。

 

ウィッチウッドのグリズリーが出そうなタイミングでぶんどり部隊を使用し、ハンドを増やしておくとグリズリーを処理しやすくなるのでオススメ。

 

また、グリズリーを昏倒で戻して蘇生をケアするか、

先に倒しておいて蘇生したところに昏倒を打つか

ですが

基本、先戻しでいいと考えています。

 

先に処理して、相手の4マナ蘇生に合わせて昏倒を打ちたくなりますが、グリズリーを一度処理してしまうと盤面のミニオンのヘルスが減り、

返しの集団ヒステリーで全滅してしまう可能性が高くなるので昏倒は先打ちです。

 

また、キューブコンボですが、心霊絶叫の前には無力です。

そのため、盤面構築のキューブコンボではなく、打点を与えられる南海の甲板員+肉食キューブの動きを意識すると良いです。(もちろん場合によります。相手が除去を持ってい無さそうだったり、心霊絶叫が発動できないターンにキューブコンボができるならもちろんやってください)

 

ローグ

対マリゴスローグを想定

マリガン:ヘンチクランのゴロツキのキープ優先度をアップ

悪辣なる海賊、南海の甲板員の使いどころが大切

この2枚は退散をプレイされた後に低マナで即座にプレイしなおせるので、雑に使わないようにしましょう。

特に南海の甲板員はヒーローパワーの武器で倒されてしまうので、序盤に単体で展開するよりも、悪辣なる海賊と同時にプレイし、ヒーローパワーで倒されないように意識すべきです。

 

また、昏倒ですが2枚目のエルフの吟遊楽人にプレイしましょう。

相手のマリゴスコンボを妨害できます。

 

メイジ

対奇数メイジを想定

マリガン:マイラの不安定元素を追加キープ

3ターン目にプレイされる放火魔が3武器で倒せないので、対策カードを残しておきましょう(南海の甲板員、死角からの一刺し等)

このマッチはエドウィン・ヴァンクリーフが通りやすいマッチなので意識して損はないです。

アグロ型の場合、ハンター同様序盤は耐えて中盤でひっくり返すプラン。

コントロール型の場合、リロイキューブコンボで倒しきるのを狙います。また、ハーフタイムの清掃員をキューブで増やすプランも簡単に処理されづらくオススメ。

 

相手のヒーローパワーで、自身のヘルスが削られやすいですが、ファイアボールなどのバーストはないのでヘルスが低くなっても意外と巻き返せます。

 

ウォリアー

対奇数ウォリアーを想定

マリガン:マイラの不安定元素を追加キープ。ヘンチクランのゴロツキ、肉食キューブのキープ優先度アップ。

厳しいマッチアップ。

このマッチもリロイキューブコンボで倒しきるのを狙います。

死角からの一刺し、段取り、腹裂きを使用した33点バーストも積極的に狙ってください。

 

奇数メイジ戦同様、ハーフタイムの清掃員をキューブで増やすプランも簡単に処理されづらくオススメ。

ハーフタイムの清掃員を増やすときはヒロパ+大暴れで除去されないように、相手の装甲を0にしてからターンを渡すこと。

 

ウォリアーに多く遭遇するなら、ファルドライ・ストライダーを2枚に増やすべきです。

余裕があれば、悪辣なる海賊は相手のスーパーコライダーを受け止める挑発としてプレイすると良いです。

 

ウォーロック

対偶数ウォーロックを想定

マリガン:追加キープなし

昏倒が有効に作用するマッチアップ。

昏倒で相手の大型ミニオンを除去し、30点削ってしまいましょう。

 

AoEに巻き込まれやすい悪辣なる海賊をプレイするタイミングに迷いがちですが、

・相手が地獄の炎を打てば、盤面は取られてしまうものの、返しのターンに甲板員+武器+腹裂きでリーサル

・地獄の炎を打たなければ、盤面のミニオンでリーサル

というタイミングでプレイすることが出来れば非常に強力。

もちろん、相手の除去が無いのを読んで3点ミニオンとしてプレイしたり、山の巨人の8点を吸う挑発としてプレイするものOK。

 

・シャーマン

対エレメンタルシャーマンを想定

マリガン:死角からの一刺し、ヘンチクランのゴロツキのキープ優先度アップ。

 

横展開が辛いので、ファイアプルームの先遣者を絡めた大量展開が苦手。

ただし、横展開されなかった場合、こちらのヘンチクランのゴロツキが有効に作用します。

このマッチでは古き良き、盤面の取り合いを楽しめるので非常に面白い。

 

プレイの指標としては、相手のグランブルを絡めた動きを阻害しつつ、こちらはキューブを絡めた動きを狙いに行きます。

どっちが先に強い動きができるかって感じですね。

相手のグランブルを阻害するため、積極的に盤面は奪いにいきましょう。

また、ミニオンヘルスが4以上あれば、相手のカリモス、ハガサで除去されないので意識しておくべきです。

 

ドルイド

対マリゴスドルイド想定

マリガン:肉食キューブを追加キープ。

相手の除去が足りるかどうかの勝負です。

こちらはミニオンが少ないデッキなので、ジャスパーの呪文石、薙ぎ払いが刺さるかどうかで決まります。

また、ビッグエドウィン積極的に狙いましょう。

 

虫害を考えたときに、キューブコンボは可能ならグリーンスキン船長を増やすことを狙うべきですが、どのミニオンを増やしてもドルイドは除去に苦労してくれるので、キューブコンボは積極的に狙って、究極を打たれる前に倒せるようにするとGood。

 

マイラの不安定元素は自然の回帰を使われてファティーグ負けするので、ギリギリまで温存して、最後の悪あがきとして使うように。

 

 

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